派遣技術社員・森田亨さん(31歳)。京都に本社のある株式会社ジェイ・エス・エルという、急成長中の技術派遣会社に所属するエンジニアです。“誰かのために頑張れる力”。森田さんから話を伺って、本当に深く考えさせられました。 ジェイ・エス・エルは技術者への教育として、テクニカルスキルだけでなく、ヒューマンスキル向上にも熱心な会社として有名です。これからの時代、働き方としてますます重要になっていくであろう派遣技術者。森田さんは技術系会社を2社経験した後、現在の会社に移りました。自分が携わりたい職種のために、別のソフトハウスの内定を蹴って、この派遣技術者の道を選びました。それは5年前のことです。 今となっては状況はかなり違ってきていますが、当時「派遣技術者」を受け入れる企業は、“派遣技術者は与えた仕事だけをキッチリとやればいい”という姿勢が露骨だったそうです。仕事に対する説明や指示以外はほとんどコミュニケーションなし。重要な課題があっても、派遣技術者にはまったく相談もなかったのです。 人とのつながり、豊かなコミュニケーションを生み出す「人の和」こそが、この上ない大きなパワーをもたらす――。人が生きる上で基本的なことを、森田さんはこれまでの経験から身をもって知り得ていました。しかし受け入れ先企業の人々は、派遣技術者を人と思わず、与えられた仕事をこなすだけの、ただの機械のように扱っていたのです。森田さんの屈辱感は、想像を絶するものがあったと思います。 しかし森田さんは、その二つの立場の人たちのために、みずからが現状を改善しようと決意したのです。 働くこと。そこにはやはり人間どうしの「心の通い合い」を避けて通れません。それぞれの立場にあるそれぞれの思い。しかしそれはコミュニケーションすることからしか分かり合えません。今の職場、新しい職場での“決してコミュニケーションをあきらめない姿勢”こそが、お互いの幸せな働き方を作っていく礎かと思うのです。 |
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100人に100通りの「働き方」。バブル崩壊後に社会に出た今の30歳は、自分で自分の「働き方」を決める「新しい時代のトップランナー」です。そしてどんな「働き方」を決断しようとも、最終的に決して後悔をすることのない唯一の観点があります。
★編集長:宮崎 健(ミヤザキ タケシ)NPOワーカーズ・オープンコミュニティ・エイド(WOOCA)代表 1962年生まれ。株式会社リクルートに16年間勤務。数百社の採用・研修・CI・広報・イベント企画と、メディアの企画立案・組織オペレーション、働く人のモチベーション研究などに携わる。2002年6月独立し、現在に至る。 詳しい経歴はこちら 編集長へのメールはmiyazaki@kyoto30.comまで。 |
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