| ■30歳!に関する気になるデータ/参考になる特集・書籍
◆悩みを抱え込みがちな30代
[内閣府]
内閣府が全国の20歳以上の男女3000人に行った調査。それによると「不満や悩みを受け止めてくれる人」として「同居の親族(家族)」を挙げる人が約69%で最も多く、2位は「友人」の約51%だったようだ。
ただ、「いない」という人も6%もいて、男性に限定すると約1割にまで上がるという。そして、「最近1カ月間にストレス等がある」という人の割合は、20〜40代で高いそうだ。その原因は、「勤務問題」が約48%とトップで、ここでも20〜40代の割合が高いという。2位には「家庭問題」の約42%が続き、年代別ではまたしても40代が高く、この年代は生活全般にまで役割・責任が増えているようだ。
そんな40代は、ストレスを抱えたときに「誰かに相談したり、助けを求めたりすることは恥ずかしいこと」と思う人は比較的少ないようだ。先述のように多くのストレスにさらされる状況下で助けを求めざるを得ないのかもしれない。ところが、人に相談するのを恥ずかしいと思う割合は30代が40代を含む大半の世代に比べて多いらしく気にかかる。そして、男性の方が多いのだそうだ。ストレス解消法を見ると1位は「人と話をする」であり、一人で抱え込まないことが大切ではないだろうか。
30代後半からは仕事だけでなく、家庭や地域などにも役割・責任が増えてくる。だからこそ、いざという時に多くの人に支えてもらえるような働き方を、普段から心掛けることが重要だろう。
参考URL:http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/survey/report/2-2.html
◆30歳以降は結婚費用が減る? [ゼクシィ 結婚トレンド調査2007]
「ゼクシィ」が全国の読者6612人に行ったアンケートによると、結婚費用の総額は昨年より17.4万円増えて平均414万円だそうだ。その中で首都圏はなんと5年間で100万円近くも増えているらしい。
挙式、披露宴・披露パーティーだけの費用でも、去年より15.6万円アップして319万円になるという。全国では3年前に比べて約25万円も増えたようだが、こちらも首都圏は5年前から83.7万円も増えたらしい。これを妻の年齢別に見てみると、25〜29歳は326.9万円だが、30代以上では296.1万円で30万円以上減るようだ。また、妻の年齢が30歳以上になると披露宴に呼ぶ人数も少なくなるそうだ。
そこで「親・親族からの援助」について見てみると、「なかった」という人が20代は2割ほどだが、30歳を超えると3割近くになるのだという。そして、援助がある場合のその額は平均182万円だそうで、妻が25〜29歳だと183.9万円なのに対し、30歳以上になると165万円で、20万円近くも少なくなるという。どうやら、30歳以上で挙式にかける費用が減るのは、援助の金額の差が関係しているようだ。30代になると、親自身が高齢化し、収入も減り、子どもの結婚費用を負担しにくくなるのかもしれない。
今の20〜30代は「繋がり」を大切にする傾向があり、結婚式にかける費用も高まるのかもしれない。ただ、親に頼らずに納得のいく式を挙げるためには、男女に関係なく自ら稼ぐ力をつけておくことが必要だろう。
参考URL:http://www.recruit.jp/library/bridal/B20071022/docfile.pdf
◆27歳の「時間の使い方」 [日経キャリアマガジン 6月号]
同誌が4大卒の27歳の男女200人に行った「時間の使い方」に関するアンケート結果を紹介している。それによると、時間を有効活用しようと「計画を立てている」人は約4割もいるそうだ。
しかし、実際に自分の時間を「うまく使える」という人は全体の中でたったの27%。そして「計画を立てている」人の中でも4人に1人しかおらず、時間の有効活用はなかなか難しいようだ。では、日常の時間の内訳はというと、1ヵ月の平均休日数は「5.6日」で、日々の大部分を占める平日に「自由に使える時間」は、男性は「2〜4時間未満」、女性は「4〜7時間未満」という人がもっとも多いらしい。
また、その平日の自由時間に主にしていることは、「リラックス(TVや音楽、パソコンなど)」が72%でダントツ1位。また、「趣味」「プライベート系(料理教室、ジム通いなど)」「交際」などにもそれぞれ1〜3割の人の票が集まる一方で、自分を律して「仕事」や「仕事に関する勉強」に充てている人が22%もいるらしい。そして、「時間の使い方で心掛けていること」は「特にない」という人が24%いる一方で、7割以上の人は「計画を立てる」「その日のうちにやる」「メリハリをつける」など、懸命に工夫を重ねているようだ。
時間だけが全ての人に唯一平等に与えられた資源だ。30歳前後は、社会人としての経験やスキルが高まり、体力もまだまだある年代。そんな今こそ、時間の有効活用にもっと挑戦してみてはどうだろう。
参考URL:http://www.nikkeihr.co.jp/careerm/cmz_200806/
◆いまどきの副業事情 [BIG tomorrow 7月号]
数年前に話題になった「副業」。労働政策研究・研修機構が正社員3500人に行った調査によると、副業をしている人はたった6.0%だったそうだ。同誌ではビジネスマン200人への調査で最近の「副業事情」を探っている。
それによると、副業で1ヶ月に稼ぐ金額は、「1000円未満」が17%、「〜3000円未満」が22%。1万円未満の人が全体の6割を占める一方、5万円以上稼ぐ人は16%のみで、平均月収は23.460円と、副業で「大金を稼ぐ」ことは難しいようだ。副業に充てる時間帯は、「土日祝日」が93%、「平日帰宅後」が67%と大多数。そして、「平日出勤前」や「仕事の合間」を活用する人もいるものの、いずれも「本業に影響しない範囲で副業を続けている」ことが伺える。1ヶ月で副業に費やす時間は、平均17.1時間程度だそうだ。
そして、副業をしていない人のその主な理由は「時間がない」「損をするのが怖い」「何をすればいいのかわからない」の3つだという。しかし、ある専門家が、副業は「会社にバレないようにしなければならない。万が一バレても本業には支障がないことを言い訳しなければ」ならないと指摘しているように、そもそもの本業から稼げる安定収入を失っても元も子もないという不安が最も大きいのかもしれない。
副業には、視野が広がり、稼ぐ大変さが分かるという利点もあるが、そのために本業でのスキルアップを疎かにしては意味がない。本業でも副業でも、目の前のことに取り組む中で、稼げる力は高まっていくものだ。
◆正社員間の賃金格差が拡大
[日経新聞 5/26夕刊]
日経新聞によると、正社員になっても格差にあえぐ働き手が増えているそうだ。昨年の労働経済白書では、同じ企業に継続して働く同年齢の従業員の賃金格差は、00年以降、大卒では全年代で拡大したという。
労働政策研究・研修機構の05年調査も紹介されており、正社員のうち、20代ではわずか1割程度しか賃金格差の拡大を感じておらず、「わからない」という人が約半数にも上ったという。しかし、30代になると3割近い人が「拡大した」と感じ、40代ではさらに約4割にまで上り、年を重ねるほど現実を痛感するようだ。
そして、30〜40代には疲れや士気の低下が表れているようで、「正社員の現実を表面的に見て、魅力を感じない若者」が増えているらしい。「労働政策研究・研修機構が06年に東京に住む18〜29歳に行った調査では、フリーター経験者約1000人のうち」、正社員になろうとしたのはたった4割で、01年の調査より20ポイント以上の低下していることが報道されている。ある大手で、アルバイトに正社員登用の希望者を募ったところ、予想の半分も集まらなかったという。「正社員は長時間労働に陥りがち。しかも1〜2年で店を移動して同じ仕事を繰り返すだけ」で、「店長のように働くのは嫌」という声もあったそうだ。
家庭や子どもを持つ人が多い40代で賃金格差を痛感しても、稼ぐ力はすぐに高められない。20代のうちから少しずつ自分の能力やスキルを高めていくことが、充実した40代を迎えるカギとなるだろう。
◆景況悪化 求人市場に天井感
[日経新聞 4/25朝刊ほか]
ここ数年、拡大路線だった求人市場にとうとう陰りが見えてきたようだ。「パートタイマーやアルバイトなどの時給に天井感が出てきた」ほか、即戦力として期待されてきた中途採用も伸び悩む傾向にあるという。
人材総合サービスのインテリジェンスによると、「2月のパート・バイトの全国平均時給は前月比2円安の971円で3ヶ月連続で前月を下回った」そうだ。求人広告会社のアイデムの調査でも、2月の関西・東海地区のパート・バイトの平均時給は「886円で前年同月比0.1%低下」だという。非正社員の時給が頭打ちになった背景には、新卒の大量採用により人手不足感が和らいでいることや、原燃料高によるコスト上昇があるらしい。
また、同紙が2865社に行った採用計画調査の結果を4/23の記事で見ると、「2009年春の新卒採用計画数は8.1%増で、6年連続の増加と依然高水準が続いている」一方で、中途採用の今年度の求人数は「前年比1.6%増で、前年度の6.1%増に比べ大きく鈍化した」らしい。その理由は、企業が「景況感の悪化を背景に事業拡大」などに慎重になったこと、ここ数年の中途採用で人員補充ができたことがあるようだ。記事は、「今後、30歳前後の社員の充足感が高まる企業が広い業種で増えてくる」可能性があると指摘している。
景気の先行きが不透明な中、求人は当分減少傾向だろう。しかし2〜3年おきに増減を繰り返す求人に振り回されても仕方ない。日々の業務を通じて企業や社会から必要とされる力を常に高めておくことが肝心だろう。
◆働く女性のマネー事情 [SUKI=SHIGOTO 2008年春号]
20代後半のマネーバランスとは?「マナビ応援マガジン」をうたう日経新聞社発行の本誌が、そんな疑問に答えた特集を組んでいる。シティリビングが首都圏で働く女性に行った様々な調査結果を紹介しており興味深い。
20〜34歳を対象としたこの調査では、彼女達の平均年収は、300万円未満、300万円以上400万円未満、400万円以上がそれぞれ約3分の1ずつに分かれるらしい。また、貯蓄額は100万円以内が最多で3割を占めるが、5人に1人は700万円以上と回答している。そして何にお金を使っているかを見ると、家賃などの必要出費以外では、1ヶ月平均でコスメ・スキンケアに15,136円、ファッションに29,525円、交際費に39,785円をかけているのだそうだ。
ところが一方で、スクールに通う人は67.7%いるものの、1ヶ月の平均費用は11,071円に留まるという。さらに、「これからお金をかけたいものランキング」では、1位から順に旅行・美容・ファッションと続いてスキルアップは4位に沈んでいる。これらの結果から、特集は20代後半を「知識や経験が増えて仕事にやりがいと余裕が出てくる一方、ずっと同じ仕事をやり続けていくということに、悩みや不安を抱える」時期と位置づけながら、「自分の理想とする30代を迎える」ためにも、スキルアップなどで「自分で自分自身の転機をつくりだすこと」を勧めている。
20代後半は仕事も忙しいが、体力的にはまだ余裕があり、人からも教えてもらいやすい年代だ。そんな状況を活かして、目の前の仕事を通じてチカラを高めるだけでなく、学びや習い事にも挑戦してみてはどうだろう。
◆「好き」を「仕事」にする効用 [日経Bアソシエ 5/20号]
同誌が働く20〜45歳300人にアンケートを行ったところ、「好きなことを仕事にしている」人が6割もいるのだという。この調査は、仕事に私生活をどこまで絡めているのか?など興味深いデータが出ている。
そして、好きなことを仕事にしている人のうちなんと57%が、会社で「優秀」と評価されているらしく、好きなことを仕事にしていない人より23ポイントも高いのだそうだ。また、「私生活で築いた人脈を仕事に生かしている」人は約3割、「趣味や余暇活動で身に付けた知識や技能を仕事に生かしている」人は約5割、「互いに良い影響を与えるなら公私を混同してもよいと思う」人は約6割というおもしろい調査結果もある。
再び「会社からの評価」という点で見てみると、1年間で映画やライブ、展示会などに11回以上行っている人の約6割が会社から優秀とされているのに対し、1回も行っていない人は約3割しか評価されていない。どうやら「仕事一筋、脇目も振らず」という考え方よりも、「アクティブに私生活を楽しみ、いっぱい遊んでいる人ほど、仕事も充実し評価は高くなっている」ようだ。だから特集では、好きを仕事にするということを難しく考えず、「仕事の中に自分の興味、関心、趣味、嗜好を少し忍ばせてみよう」と提案している。
多くの30歳前後の世代は将来に不安を感じている。しかし、結局は限られた時間の中で、仕事も遊びも目の前のことに精一杯取り組むことでこそ、充実感や働く力が高まり、会社での評価にもつながっていくのだろう。
◆職場の雰囲気が満足度を左右する [週刊ダイヤモンド 5/17特大号]
同誌が働く20〜50代1000人にアンケートをとったところ、職場に不満をもつ人は4割近くいたらしい。この調査では、「職場への満足感」と「職場の雰囲気」の関連について分析しているのが興味深い。
職場に不満を感じる理由の上位には、「仕事の量」「成果主義的評価が不完全」「仕事の内容」「上司の能力・環境」などが並んでいるが、2位には「職場の雰囲気」が入っているのだそうだ。そして「職場の雰囲気が悪くなった」と思うのは、入社10年を越えた人から急激に増加するらしい。それに比例して役職別でも、「一般社員」よりも「係長」、それ以上に「課長」が雰囲気の悪化を感じているという。
また、雰囲気が「よい」という人の職場の4割で、週に1回以上の飲み会があるようで、「悪い」と答える人の職場では2割しか行われていないようだ。どうやら、コミュニケーションの頻度が「職場の雰囲気」を左右するようだが、課長などの役職者は、「人件費抑制から派生する経営問題の解決を管理職のがんばりに求め」られ、そんな余裕がなく、職場への不満にも繋がっているのかもしれない。
今の30代前半は、先輩に構われず一人で膨大な業務をこなしてきた世代。管理職として後輩の面倒を見るのに戸惑いもあるようだが、自分の経験も踏まえてコミュニケーションの推進役も求められている。
◆結婚したい男の条件 [月刊サーカス 6月号]
同誌が20代の独身女性300人への調査で、結婚に対する「女のコの本音」を探っている。「結婚相手に求めるもの」は、ダントツ1位の「性格」に次いで、2位は「経済力」でなんと8割近くが挙げている。
3位以下は「家庭観の一致」「金銭感覚」「健康状態」と続き、複数回答であるにも関わらず「ルックス」は6位と意外と低い一方、「将来性」も半数以上からの支持を得て7位につけている。「結婚は愛じゃなくて『金』」という女性のシビアな見方が伺える。そして実際に夫に求める1ヵ月の生活費は、「〜20万円」が25%で、「21〜30万円」が41%、「31〜50万円」が26%。バラついてはいるものの決して低くはないようだ。
しかし、実は8割近くの女性は、「家庭をかえりみないが、毎月高額の給料を家に入れてくれる仕事人間」よりも、「収入はイマイチだが家族を大事にしてくれる家庭人間」を望んでいるともいう。そんな2つの願望を満たすためなのか、結婚後に「専業主婦」を選ぶ人はたった14%。約5割は「共働き」、約3割は「パートなどアルバイト」で働き、お金の余裕を生むつもりのようだ。女性が、恋愛とは違って結婚に対し、冷静で現実的な考え方をしていることがわかる調査結果だ。
共働きが当たり前の世の中ではあるが、女性は出産や育児でキャリアを分断されることもあり、甲斐性のある男性を求めているようだ。そのためにも「働くチカラ」をシッカリ高めておくことが必要だろう。
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