30歳!に関する気になるデータ/参考になる特集・書籍



◆ワーキングマザーの育児事情 [NPO法人J-Win]


NPO法人J-Winが、平均36.2歳の働く女性3951人から回答を得た調査。そのうち、「理想の子どもの数と実際の子どもの数にギャップがある」という既婚者約1100人に聞いたその理由が興味深い。

  まず、20代では「キャリアロスが不安・仕事優先」が1位。2位は、大手勤めの女性に行った調査にも関わらず「経済面での不安」で、「年齢的に子どもはまだ先でいい」が続く。30代前半でも2位までは同じだが、その次に「不妊」「考える/つくる暇がない」人が急増してくる点は注目に値する。今回の調査のうち、ワーキングマザー1187人の回答からも、女性が出産や育児をためらう背景が見えてくる。なんと8割超の人が、育児の担い手は「ほとんど自分」「どちらかといえば自分」と答え、女性に負担が大きいようだ。

  しかし一方で、育児と仕事を両立するメリットも数多くあるという。「効率的に働けるようになった」人が約7割に達するほか、「多様な人とのお付き合いを通じて、視野が広がった」が6割弱。3人に1人は「忍耐力、包容力がアップ」「細かいことで悩まなくなった」「対応力がアップした」などを挙げており、マイナス面ばかりに捉われず、これらにもシッカリと目を向けてほしい。

  共働きが主流になりつつある今、女性は働きながら子育てをする不安を男性に伝える必要があるし、男性はその気持ちを受け止めなくてはいけない。そんな中で、互いの協力姿勢も生まれてくるのだろう。

参考URL: http://www.j-win.jp/topics/pdf/090202.pdf


◆賃金交渉予測 労使に若干の差 [財団法人 労務行政研究所]

労務行政研究所が、東証1・2部上場企業の経営側154人と労働側172人に今年の賃金交渉予測を尋ねている。まず、平均賃上げ率の見通しでは、労働側が1.7%に対して経営側も1.6%と大きな差はないらしい。

  次に、年齢や勤続年数などに応じて定期的に賃金を上げる「定期昇給」に関しては、「実施すべき」という労働側は84.3%、経営側でも81.2%が「実施する予定」と僅差だったという。ただ、物価水準に応じて賃金を一律に上昇させる「ベースアップ」については、「実施すべきでない」という意見が労働側では29.1%に留まる反面、経営側は昨年を約30ポイントも上回る66.2%と、労使間に意識のギャップがあるようだ。

  この調査では、労使双方に09年交渉で「課題・焦点になると思われる人事施策12項目」それぞれへの関心度合いも聞いている。その上位を見ると、労働側も経営側も「時間外労働の削減」「メンタルヘルス対策」が8割以上にも上るほか、「人材の採用・確保」でも互いに高い割合を占めており、両者の方向性にそれほど開きはないようだ。とはいえ、「仕事と家庭の両立支援」では、労働側の81.4%が関心を示したが、経営側は63.0%に留まるなど、置かれている環境によってスタンスの違いも一部垣間見える。

  大手企業では、このようにシッカリ話し合って意識を共有できる場があるようだ。しかし、中堅・中小企業に勤める人なら、働く側からも経営陣と意思疎通する場を自ら求めていく姿勢が必要かもしれない。

参考URL: http://files.value-press.com/data/2076_YmfCP13jrp.pdf


◆今どきのサラリーマン川柳 [第一生命]

恒例となった「サラリーマン川柳」コンクール。その主催である第一生命のHPで、今回の優秀100句が公開されている。いつの世も変わらないサラリーマンの姿と、今の厳しい世相が描かれていて興味深い。

  中でも若い世代の仕事に対する心情を表した句に注目すると、将来や会社への不安感が読み取れるものが目立つ。例えば、「仕事減り 休日増えて 居場所なし」「待ちわびて 来れば寂しい 給料日」「辞表出し『あずかっとくよ』は ドラマだけ」などがある。また、「就活で 苦労の次は 婚活か」と、結婚に対する今の20〜30代らしい悩みも描かれており、さらには、働く中での不安が家庭をつくることへの不安にも繋がっているのか、「社内婚 裏目に出れば 共倒れ」「玉のコシ 乗った瞬間 底が抜け」という句も詠まれている。

  また、仕事での不安や不満は上司に矛先が向きやすいようで、「『ストレスか?』 聞かれる上司が その原因」「言ってみたい 部長に向かって 『いうよねぇ〜』」などと、批判的な川柳は今年も相変わらず多いようだ。ただ、今年は上司を新たな観点で捉えたものも見られる。「職安で 知った顔見た あ、上司」「チェンジしろ! 怒鳴った部長が チェンジした」と、「上司も大変だなあ」と感じているらしい。

  川柳は世相を風刺していて辛らつな表現が多いが、一方では日々楽しい気分でいる人も確かにいるはず。こんな川柳を読んで「自分だけが苦労している」などと必要以上に悩まないようにしていくことも大切だ。

参考URL: http://event.dai-ichi-life.co.jp/company/senryu/best100.html


◆職種別「仕事の喜び」は何? [ネットマイル]

ネットマイルが会社で働く5635人に何が「仕事の喜び」に繋がっているかを探った調査によると、1・2位は「自分の能力を活かせる」「安定した収入が得られる」で、いずれも約8割が支持したそうだ。

  続く3・4位には「顧客に喜ばれる」「顧客から感謝される」と顧客の評価が並び、ともに約75%と1・2位に肉薄している。一方で、社内の評価である「責任のある仕事を任されている」は58.5%、「上司・同僚から高く評価されている」も50.6%と、意外にもどちらも11項目中8位以下に留まったという。

  ところで、この調査では先述の「仕事の喜び」の内容のうち3項目を10の職種別に分析しており、そのうち「管理職」の結果が興味深い。まず、「経済的安定」を挙げた割合を見てみると、1位は82.4%の「管理職」だというのは一般社員より報酬が上がることからうなずける。ただ、「顧客に喜ばれる」でも、実は「管理職」が4位ながら85.2%にも上っており、顧客と接する機会の多い「営業職」「販売職」「会社経営者・役員」と大差ない結果となっている。さらには、「好きな仕事ができること」についても、なんと「管理職」が最多で約7割に及ぶそうだ。管理職になると、裁量が広がるために意外にも「好きな仕事」ができるようになることを実感している人が多いのだろう。

  管理職というと責任が重くがんじがらめな仕事というイメージがあり、今の若い人には敬遠されがちだ。しかし様々な喜びもあるのだから、機会があればぜひ挑戦して、新たな能力を磨いてみてはどうだろうか。

参考URL: http://research.netmile.co.jp/voluntary/2008/pdf/200812_2.pdf


◆転職理由「会社の将来に不安」が増 [リクルートエージェント]

リクルートエージェントの調査によると、昨年6月に転職を決めた749人が「転職活動を始めた理由」の1位は「会社の将来に不安を感じて」で、わずか3ヵ月前の前回調査より約3ポイント増の42.5%だったそうだ。

  続く2位は「他の会社で新しいキャリアを見つけたかった」の35.2%、3位が「時間的/精神的なゆとりを求めて」「年収アップ」でともに31.4%。世代別に見ると、「時間的/精神的なゆとり」「他の会社で新しいキャリア」などは30代前半までに特徴的な理由だが、36歳以降では「会社の将来に不安を感じて」が50%前後にも増えている。その不安の内容は1位から「経営者の資質や経営手腕」「業績悪化」「事業戦略」となっており、30代後半からは新たな観点で転職活動に臨むようだ。

  ただ、転職活動には昨年の前半からすでに景気悪化の兆しが表れていて、平均応募社数は前回調査の11.7社を上回る12.49社、41歳以上では前回より2.6社多い16.8社と増加が目立つ。しかも、「転職で最も苦労したこと」の1位は、全体では「自分の希望に見合う求人が少なかった」で約3割だが、36歳以上では「自分の条件に合う求人が少なかった」に変わっている。30代後半から新たな観点の不安に捉われて慌てても思い通りの転職は難しいようだ。

  これは昨年の調査で、現在の状況はさらに厳しいはず。若い世代はゆとりを求めることに気をとられるのではなく、今のうちに少しでも実力を高め、会社の事業戦略も自分のこととして考える気概も必要だろう。

参考URL: http://www.r-agent.co.jp/corp/news/090113.html


◆働く男女の「ご褒美消費」 [M1・F1総研]


首都圏1都3県在住の20〜34歳の会社員に行った調査によると、女性のものというイメージの「自分へのご褒美」を「1年に1回以上」する人は、女性で約8割、男性でも約7割と意外にも大差なかったらしい。

  この結果は、「洋服やアクセサリー、旅行など高額の商品」の購入に関するもの。金額面で見てみても、「高額商品」に使う1回あたりの額は、女性で69773円、男性で71158円とむしろ男性が上回っている。

  金額に関わらない「自分へのご褒美」の内容では、1位はなんと男女とも「スイーツ」。2位以下は男性で「ランチ以外の外食」「宿泊を伴う旅行」「お酒」で、女性では「衣服・靴」「宿泊を伴う旅行」「ランチ」と続いたらしい。なお、男性に特徴的な商品では、「AV機器・家電」「ゲーム」「パソコン」などが挙がっている。
 そして、「自分へのご褒美」のタイミングを見てみると面白い結果が明らかになっている。男性の場合で女性より上回った項目は「ボーナスが入った」「臨時収入が入った」と「単純に手元にお金が入った」とき。一方、女性では「ストレスを発散したいとき」「リッチな気分になりたいとき」「現実逃避したいとき」などで、「そのときの自分自身の気持ちがご褒美消費に結びつきやすい」のだという。

  職場内でのコミュニケーションが減る中で、自分を褒めたり励ましたりするには自分へのご褒美は良いことだ。ただ、上記の結果から男女でお互いを見習い、男性はより思い切って、女性はより慎重に消費すべきだろう。

参考URL: http://m1f1.jp/m1f1/files/topic_090122.pdf


◆景気と結婚・出産意欲の関係 [第一生命経済研究所]

昨年11月、第一生命経済研究所が25〜39歳の男女会社員800人に「景気と結婚・出産意欲」の関係を聞いた調査。「これから数年間、日本の景気は、現在と比べて悪くなる」と思う人は、72.1%もいたという。

  さらに、正社員に限って見ると、「今後数年間の自分の収入」は「増える」と見込む人は3割に留まり、約半数の人が「変わらない」、残り2割は「減る」と考えているらしい。「20〜30歳代といえば通常は昇進・昇格により収入が増えることが多い年代」にも関わらず、「収入の見通しがかなりシビア」なようだ。

  これらの景気の見通しは、今後の結婚や出産にも影響を及ぼすようだ。「経済的に結婚することが難しくなる不安」を抱える未婚者は、先ほど「日本の景気が悪くなる」と答えた人のうちで7割をも占めるが、「景気は悪くならない」と考える未婚者では半数以下。また、興味深いことに、子ども2人がいる家庭では、「景気見通しが悪いほど、出産意欲が低下」するのに対し、子ども1人の場合は「景気が悪くなる」と思う人ほど子どもを欲しがり、なんと8割にも及ぶという。同研究所は、「子どもは最低2人ほしいという意識」から、「本格的に景気が悪くならないうちに早く2人目を」と思う人が多いためだと推測している。

  どんな人生を送り、家庭を築きたいかを考えるとき、経済状況は連動してくるようだ。これを踏まえた上で思い描いた将来像を叶えるために「今どんなチカラをつけるべきか」を考えることが肝要だろう。

参考URL: http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/news/news0811a.pdf


◆働くアラウンド30の実態 [ケイコとマナブ 3月号]

ケイコとマナブが「東京・大阪・名古屋・札幌・福岡で働く25〜34歳の女性」約300人に「大アンケートを敢行」している。「お給料、自分磨き、仕事のスキル」など、彼女たちの実態が覗けて興味深い。

  まず、この3年の収入の変化を見ると、月収がプラスになった人が約4割いる反面、2割強はマイナスになったと答えている。毎月の貯金は、計29.8%の人が「5万円前後」もしくはそれ以上を貯めるのに対し、「ほとんどしてない」人も22.6%おり、この世代のマネー事情はどうも二極化しているようだ。

  この傾向はスキルの向上や知識を得る方法においても同様のようだ。ビジネススキル関連では、エクセルやワードを何らかの形で使える人は9割超。ただ、パワーポイントになると、「スライドショーができる」人が49.2%いる一方で、「聞いたことがない/ほとんど使えない」も42.7%と肉薄する。「履歴書に書ける資格」の数は0〜1個に留まる人も、4個以上にも上る人も3割近くを占める。また、情報収集のために「新聞もチェック」する人とそうでない人で半々に分かれたという。
 なお、この3年で体重が減った人は2割だが、増えた人は35.6%にも上るなど面白い質問も載っている。

  女性が経済力を求めるのは自然の流れであり、家庭を持つなら共働きが当たり前になりつつある。そんな中、決して肩ひじ張らずに、まずは日常の延長線上から少しずつでも実用スキルを高めようと心がけてはどうだろう。


◆朝型目指す現代ビジネスマン [アサヒ飲料株式会社]

缶コーヒーの大手メーカー・アサヒ飲料が、全国7都市の20〜30代男性ビジネスマン1200人に行った「朝の生活実態調査」によると、なんと8割近い人が「朝の時間を活用したい」と思っているという。

  他にもこんな面白い調査結果がある。「1時間の早起きの価値」を金額で表してもらったところ、平均は4353円で、「5000円以上と答えた人も2割近くいるなど」、「想像以上に高い金額」らしい。そして、実際「朝の時間を活用できている」人の9割もが「何らかの効果を得た」という。具体的には、「仕事の効率が上がった」「規則正しい生活になった」「健康になった」など、自己管理の面で改善された人が多いようだ。

  ところが、全体としては43.3%ものビジネスマンが、朝を有効活用したいが「できていない」らしい。その実情を朝食で見てみると、「朝食を『食べる』人は8割近く(76.8%)と多数派」。その中で、平日は過半数の男性が「朝食を自宅外でとる」らしく、うち3割が「会社に着いてから」、残り2割は「通勤途中」に食べるといい、朝を慌しく過ごす様子が伺える。ただ、ここ2〜3年で朝型になった人は42.9%と、夜型になった人の2倍にも及んでおり、多忙ながら生活改善に努める人も少なくないようだ。

  35歳を越えると、体力が少しずつ落ちる上に役割や責任も増える中、時間だけが一定だ。今のうちに日々の中で自分をコントロールできるようにした方がいい。手始めに、朝の時間を考え直してはどうだろう。

参考URL: http://www.asahiinryo.co.jp/newsrelease/topics/080908.pdf


◆失業率悪化でも一部に人手不足 [日経新聞 1/30夕刊ほか]

「雇用情勢の悪化が加速している」現在。総務省の発表によると、昨年12月の完全失業率は4.4%に達し、前月比で0.5ポイント上昇したという。ここまで失業率が大幅に悪化したのはなんと41年ぶりだそうだ。

  1/31の日経新聞によると、「職を求めている人一人あたり何件の求人があるかを示す有効求人倍率も0.72倍」と約5年ぶりの低水準で、正社員に限ると0.47倍とさらに低く、「過去最低を更新した」という。

  ただ、「全体の雇用が落ち込むなかで」、「雇用のミスマッチ」も拡大しているらしい。有効求人倍率を職種別に見ると、人気の高い「一般事務」や「美術家、デザイナー、写真家」はわずか0.16〜0.28倍。その他、あまり高い技術レベルが求められない「電気機器の組み立て・修理」なども0.26倍に留まっている。
 一方、有効求人倍率が1倍を超えれば「売り手市場」と言われる中、「機械・電気技術者」などの専門技術職は2倍を超え、「ホームヘルパーなど家庭生活支援サービス」「接客・給仕」のように体力面で負担が高いサービス系も2.47〜3.04倍らしい。また、「介護福祉士など社会福祉の専門の職業」で1.91倍、「保険師、助産師、看護師」は2.85倍のようにハードな仕事にも決意を持って取り組める人には求人が多いようだ。

  派遣社員の失業は他人事ではなく、正社員雇用もいよいよ厳しくなりそうだ。ただ、たとえ希望の仕事でなくても、それにどう取り組むかによって、稼ぐチカラを高めていけるのではないだろうか。

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